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草木花と心、そして日常
カテゴリー「サボテン・多肉植物」の記事一覧
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3つの「桜吹雪」
カランドリニアだけどキスタンテ!なヤツらの発芽
毎年の事ながらゴールデンウィーク中は妙にバタバタしとりました。
とくに5日は例年以上に忙しなかった様な気もします。
さて、12月の聖地巡礼の際に弁慶閣下から頂きましたる
「カランドリニア・グランディフロラ」の種子、
私のところでも先日ようやく播く事ができまして、無事発芽に至りましたのご報告。

cf. Cistanthe grandiflora
「カランドリニア・グランディフロラ」 発芽後、ワサワサ育ってます。
写真では見え難いですが、葉裏の紅いのが萌えポイント。
10粒蒔いて8粒が発芽、本葉まで出たのが6株ですから、まずまずの成績でしょうか。
ちなみに写真は5月2日。その後も順当に葉数を増やしてます。
このカランドリニア・グランディフロラCalandrinia grandiflora、
最近の分類ではキスタンテCistantheという事になっている様です。
いや、実際にカランドリニアとキスタンテがどういった事情でグループ分けされているかは、
私の不勉強につき定かではないのですが^_^;
ところで、この「Cistanthe grandiflora」という名前を
あれこれ探って行きますと、
Cistanthe grandiflora =Calandrinia grandiflora
=Calandrinia discolor Schrader というところに行き着きます。[1]
NHK出版『サボテン・多肉植物ポケット辞典
』にありますように、
Calandrinia discolorは日本の多肉植物業界では「玉屋紅」として流通しているものなのです。
言い換えれば、もし仮に、
この「玉屋紅」という名前が、何か特定の品種やクローンを指すのではなく
C. discolorという種全体に対して与えられたものであれば、
Cistanthe grandiflora =Calandrinia discolor
=玉屋紅 という図式が成り立つ事になる訳ですが、、、
どなたかこの辺りの事情を知っている人が居たら是非教えて頂きたいところです。
とくに5日は例年以上に忙しなかった様な気もします。
さて、12月の聖地巡礼の際に弁慶閣下から頂きましたる
「カランドリニア・グランディフロラ」の種子、
私のところでも先日ようやく播く事ができまして、無事発芽に至りましたのご報告。
cf. Cistanthe grandiflora
「カランドリニア・グランディフロラ」
写真では見え難いですが、葉裏の紅いのが萌えポイント。
10粒蒔いて8粒が発芽、本葉まで出たのが6株ですから、まずまずの成績でしょうか。
ちなみに写真は5月2日。その後も順当に葉数を増やしてます。
このカランドリニア・グランディフロラCalandrinia grandiflora、
最近の分類ではキスタンテCistantheという事になっている様です。
いや、実際にカランドリニアとキスタンテがどういった事情でグループ分けされているかは、
私の不勉強につき定かではないのですが^_^;
ところで、この「Cistanthe grandiflora」という名前を
あれこれ探って行きますと、
=Calandrinia discolor Schrader
NHK出版『サボテン・多肉植物ポケット辞典
Calandrinia discolorは日本の多肉植物業界では「玉屋紅」として流通しているものなのです。
言い換えれば、もし仮に、
この「玉屋紅」という名前が、何か特定の品種やクローンを指すのではなく
C. discolorという種全体に対して与えられたものであれば、
=玉屋紅
どなたかこの辺りの事情を知っている人が居たら是非教えて頂きたいところです。
3つの「桜吹雪」
以前、構想して、写真も用意して、書き始めたものの、
なんとなく機を逸して流れちゃった企画なんですが。
ふと思い出すことがあったので、タイムリーな写真じゃないですが、
もう一度書いてみようと思います。
思い出したきっかけは、hiriさんという方もブログにあった、
「吹雪の松、吹雪の松錦、桜吹雪の違い。」という記事。
内容的に間違いは無いんですが、
今回の私の記事は、時にこういう事例もありますよ、って感じ。
私の手元には今、「桜吹雪」と名付けられた回歓草 が実に3種類あります。
最初のこれは「桜吹雪」として最もオーソドックスなもの。

'10年11月11日撮影
便宜名: タイプA この株は葉の桜色が殆ど無くなってますが、
このブログ初期のこれと同一クローンの別株です。
厳しい寒さに当たると紅葉するのか葉が黒っぽくなります。
一般的には「Anacampseros rufescens」の「f. variegata」とされていて、
この学名の正当性は議論の余地があるかも知れませんが、
まあ、「桜吹雪」としてはこれが正解なんだと思います。
ただ、このタイプと思しきものが「吹雪の松」として流通する事もあります。(写真右)
また、ヤフオクなどでは「吹雪の松錦」と呼ばれている事もあります。
(というより、本当の「吹雪の松錦」がヤフオクに出る事は稀です><
続いてこちらは九州の某有名ネットショップにて、
「吹雪の松/桜吹雪」として売られていたもの。

'10年11月26日撮影
便宜名: タイプB 手に入れたのが一昨年の秋頃ですが、成長遅いです。
葉の形は最初のに似てますが、葉がより硬く、
また、季節による色合いの変化も少なく新芽以外は終始こんな色をしています。
植え替え時に見た限りでは根がやや太く、若干木質化する様な感じもあります。
昨年、二和園さんでこれに似たものを名無しで入手してますが、
ヤフオクに時折「レツーサス」の様な呼び名で出品されて来るのと同じものかも知れません。
最後に、昨年11月頃にカインズだったかで入手した何ともブサイクな一品。

'10年11月20日撮影
便宜名: タイプC 購入後間もない頃に撮った写真だと思われます。
初めて立ち寄った店という訳でも無いので、長期在庫してたとも考え難く、
この状態で出荷されたと思われ。
幾ら何でもこれじゃ売れねーだろとか思いますがw
パッと見、「吹雪の松」なんじゃないかとも思えるんですが、
吹雪の松としてはかなり大きいし、何より茎が太い。。。
かと言って、オーソドックスな桜吹雪(私が便宜上「タイプA」と呼んでいるもの)
と比べると、葉っぱが随分とおデブちゃんなのかな、と。
まあ、今までのところ目立った動きが無いので何とも言えません。
実は、多肉植物の流通名というのは、学名や標準和名などと違って
どの種を何と呼ぶか、といった、きちんとした決まりがありません。
多くの人が自主的にデファクトスタンダードに倣っているというだけで、
別の名前で呼んでも「それがうちでの呼び名」って言っちゃえばそれまでなんですね。
なので、デファクトスタンダードではないとしても
それを以て「間違いだ」とは決して言えないんですよね。
同じ名前だからと言って、同じ物だとは限らないんです。
なので、一応、こういったものがそれぞれ
「桜吹雪」として流通する可能性がありますよ、と言ったところで^_^;
なんとなく機を逸して流れちゃった企画なんですが。
ふと思い出すことがあったので、タイムリーな写真じゃないですが、
もう一度書いてみようと思います。
思い出したきっかけは、hiriさんという方もブログにあった、
「吹雪の松、吹雪の松錦、桜吹雪の違い。」という記事。
内容的に間違いは無いんですが、
今回の私の記事は、時にこういう事例もありますよ、って感じ。
私の手元には今、「桜吹雪」と名付けられた
最初のこれは「桜吹雪」として最もオーソドックスなもの。
'10年11月11日撮影
便宜名: タイプA
このブログ初期のこれと同一クローンの別株です。
厳しい寒さに当たると紅葉するのか葉が黒っぽくなります。
一般的には「Anacampseros rufescens」の「f. variegata」とされていて、
この学名の正当性は議論の余地があるかも知れませんが、
まあ、「桜吹雪」としてはこれが正解なんだと思います。
ただ、このタイプと思しきものが「吹雪の松」として流通する事もあります。(写真右)
また、ヤフオクなどでは「吹雪の松錦」と呼ばれている事もあります。
(というより、本当の「吹雪の松錦」がヤフオクに出る事は稀です><
続いてこちらは九州の某有名ネットショップにて、
「吹雪の松/桜吹雪」として売られていたもの。
'10年11月26日撮影
便宜名: タイプB
葉の形は最初のに似てますが、葉がより硬く、
また、季節による色合いの変化も少なく新芽以外は終始こんな色をしています。
植え替え時に見た限りでは根がやや太く、若干木質化する様な感じもあります。
昨年、二和園さんでこれに似たものを名無しで入手してますが、
ヤフオクに時折「レツーサス」の様な呼び名で出品されて来るのと同じものかも知れません。
最後に、昨年11月頃にカインズだったかで入手した何ともブサイクな一品。
'10年11月20日撮影
便宜名: タイプC
初めて立ち寄った店という訳でも無いので、長期在庫してたとも考え難く、
この状態で出荷されたと思われ。
幾ら何でもこれじゃ売れねーだろとか思いますがw
パッと見、「吹雪の松」なんじゃないかとも思えるんですが、
吹雪の松としてはかなり大きいし、何より茎が太い。。。
かと言って、オーソドックスな桜吹雪(私が便宜上「タイプA」と呼んでいるもの)
と比べると、葉っぱが随分とおデブちゃんなのかな、と。
まあ、今までのところ目立った動きが無いので何とも言えません。
実は、多肉植物の流通名というのは、学名や標準和名などと違って
どの種を何と呼ぶか、といった、きちんとした決まりがありません。
多くの人が自主的にデファクトスタンダードに倣っているというだけで、
別の名前で呼んでも「それがうちでの呼び名」って言っちゃえばそれまでなんですね。
なので、デファクトスタンダードではないとしても
それを以て「間違いだ」とは決して言えないんですよね。
同じ名前だからと言って、同じ物だとは限らないんです。
なので、一応、こういったものがそれぞれ
「桜吹雪」として流通する可能性がありますよ、と言ったところで^_^;
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(2010.3.6~11.2: 5167)
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